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2014.01.03 Friday

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「悲夢」 DVD
2010.02.07 Sunday 22:38
ギドクの作品だか文句を言わず観に行っていればいいものを、ちょっと躊躇し映画館で観ずにDVD化されても今まで放置していた作品。

韓国が舞台で
オダギリジョー演じる男が日本語で喋るが周りは理解する(∴朝鮮語を喋っているのと同じ事)というのは、確かに変であっても、ギドクの作品そのものがそれでなくても妙な訳だから、妙にちょっと妙な要素が更に付加されたということで、そこはオダギリの演技ということもあり、実際は気にならなくなっていく。

話は男が夢で見た事を夢遊病の女(
イ・ナヨン演)が実際に行ってしまうという話が筋で、ここで男と女が状況を理解しあった段階で、交代に眠ることを徹底すればなんら問題は起こらなくなるという、四角四面に物語を捉えてしまうと、どうしようもなくなるのだけれど、そういう意識はどうしても見ていると高まるのは仕方がない故に、それが逆手となって見る者に、「もどかしい」という感覚が出てくる。

この映画は雰囲気が独特で、彫刻で印を刻んでいるオダギリの様子や部屋の雰囲気、イ・ナヨンの服飾業のアトリエ的な部屋、界隈として登場する韓国の古い家屋や寺院、そういった映像美の雰囲気はなかなかです。

先に「もどかしい」と書いたが、理詰めで行動する部分において詰めの甘さががあった2人は結果、現実生活としてはどんどん望んでいない方向に進んでいくのであるが、ギドク世界の傷付け合う愛、といった彼の作品で繰り返し出てくるテーマ性に入り込んでいくものとして昇華されていくものであり、納得できるか否か、或いは蝶の表す魂の顕現もあいまって、エスニックな音楽の使い方がちょっと意外感がなかったり、夢の内容自体もも「」や「」に出てくる夢のように意外な夢と云うより、直接行動しやすいという意味で不思議的高揚感が全くないというのに、ちょっと意外だったりというところはあっても、白黒同色や結末を含んでも、全ての対立項に対する解決の夢がないのも逆の意味で認識できてしまう、そんな人の世界は悲しいのであるな作品。

他に夢の作品といったら
黒澤明 「
夢 Akira Kurosawa's DREAMS」、園子温「夢の中へ」(オダギリジョー出演) など。

公式サイト

キム・ギドク×オダギリ ジョーが映し出す、美しく儚い世界|ウーマンエキサイト トピックス

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「夢の中へ」 DVD
2010.02.07 Sunday 00:22
夢と現実が交錯するようなパラノイア的な内容だが、ただ筋を追ってありきたりだったかどうかというのは失礼なくらいに、役者の個性を暴発させた快作。
テンションが高かったり、リアルに厭そうなシチュエーションだったり、「なんじゃこりゃ」だったり、もどかしかったり、やけくそだったりで、ぱっとしないキャリア積んできた役者が主人公という設定の中に、生きる人間と空想の人間の近接性を演じる行為の放つ強い力を見せ付けてくれるような作品です。

監督 : 園子温(「
気球クラブ、その後」)
出演 : 
田中哲司村上淳オダギリジョー夏生ゆうな市川実和子麿赤児岩松了温水洋一手塚とおる菜葉菜小嶺麗奈

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「パビリオン山椒魚」 DVD
2009.09.23 Wednesday 23:09
かつて万博にも展示されていた貴重な大山椒魚の真贋、保有する財団の関係の家族の内情、それらに絡んでくるレントゲン技師。。。
正直に申すと、さほど面白くは感じませんでした。わたしてきには退屈だった感じ。

この映画で共演した
オダギリジョーと香椎由宇は結婚しましたね。

また音楽はJAZZのいい感じで、
菊地成孔クインテットなどが担当しています。菊地成孔率いるこの楽団のメンバーのベース菊地雅晃は、当ブログで時折登場する奄美の歌姫RIKKIにライブメンバーとして参加していたことがあります。

ということで映画自体の感想はあまりありません。

公式サイト

Amazon.co.jp: パビリオン山椒魚 オリジナル・サウンドトラック: 菊地成孔, 万波麻希, 富永昌敬

パビリオン山椒魚@映画生活

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「のんきな姉さん」 Gyao
2009.05.24 Sunday 22:38
2002年の七里圭監督の映画。
このブログでは「眠り姫」の感想を書いたが、やはり一筋縄でない凝った作品。物語の進め方が分かりにくいところがあるが、そういった時間のずれの感覚、「
眠り姫」で顕著になる凝った光の扱い方など、この監督としての長編デビュー作に特長が出ていて、普通の映画に飽き足らなく低予算映画でも受け入れられる、そして古き実験風味をちょっとだけ混ぜたような(とくにこの映画の音楽の弦楽器の使い方はそういった風味を強く感じる)文学風の作品も好みなら楽しめるが、そうでない人は途中で投げ出すかもといった微妙な作品である。

主題は姉弟愛、禁断の愛である。そうするといけない描写満載の映画なのかと思いきや、姉役の梶原阿貴は全く色気が感じられないような(失礼)人物になりきり、そういった風味の映画でない事が読み取れてくる。
そしてコミカルな間合いを味付けする役が、全く仕事になっていなさそうな職場の、姉さんの勤める職場の課長で、冒頭近く「ソソソクラテスかプラトンか」という野坂昭如の珍歌を全く似ていない風に歌う
三浦友和。バカ受け。「転々」より遥か前に既にこんな飄々とした変なおじさん(?)を既に演じていた。
役的にインパクトのあったのはへなへなしつつ姉への禁断の愛を悶々としている弟。「
まぶしい一日」エピソード3「空港男女」の塩田貞治が好演(怪演、弱演?)しております。

撮影 
たむらまさき
照明 佐藤譲
助監督 西川美和 (オダギリジョー、香川照之主演「ゆれる」)
音楽 
侘美秀俊

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櫻の園-さくらのその-
2008.11.22 Saturday 22:14
中原俊監督が、多くの映画賞を取った自らの映画「櫻の園」をリメイクした作品。
セルフリメイクというと、何故という気にもなるが、よくよく考えれば、この作品の中でも意味を持つ「演劇」の世界では、再演が繰り返され、手を加えたりリニューアルというのも珍しくない。そして、そもそも「古典」になる過程というのはそういった再生産。
中原俊監督のセルフリメイクの意味は、自分の作品を古典だ、と豪語しているわけではないと思うが、それでも繰り返してみても良い素材だと確信して創ったのだと思うし、それは良く現れている。それはこのセルフリメイクが無冠であっても全然問題ないでしょう。
そもそもこの「櫻の園」の元々の(漫画じゃなく大元の戯曲の方)のチェーホフは、人間の行動・活動と時間の関係にこだわった作家。
この映画においての舞台、地方の伝統名門女子高校というのが、伝統ということで時間的であって、そこにちょっと異端の転校生が来て小波来たりても、お互いにそれこそ「価値」があるものだから、ただつっぱってるのじゃなく、関係性のせめぎ合いが、学校にも同級生や後輩にも教師にも与えていくと同時に自分も(気がつかないうちに)変わっていく。そんな時間性。そして大袈裟には決して描いていないさりげないリリシズム。そして新しい芽吹きの時間性の象徴たる櫻の花びらであり、女子高生達の若やいだ生命感。

そして、セルフリメイクを作った事によって「櫻の園」の中に携帯写真を撮ったりブログを書いている女子高生がスクリーンに現れたことによる、最初の作品やその原作漫画からの18年ないし20年以上の時間を経る事の時間性、それでいて変わらない部分の普遍性。時間の感覚で見ることが出来るかできないかで、この作品を見る目が変わると思う。この作品の場合、前作より優れていないともし感じたとしても、少なくとも個人的には許せた。傑作に仕上がったとはいえないが、でもなかったよりあった方が良いと言えるから。

そもそも100年以上前のチェーホフに魅了される劇作家が現在の日本に居続け多分将来又現れるだろうという時間性〜繰り返し性ってなんだ(例えばオダギリジョー主演「時効警察」で俳優として人気が出た岩松了氏の作品など(例「夏ホテル」)。(追記:分かりにくい例えなので、ちょっとリンクで補足します・・・富田昭次のコンシェルジュコラム:『夏ホテル』とチェーホフ

と、そんな屁理屈をこねずに、お嬢様女子学園の生徒たちの、今そこにあったと彼女らが後で気がつくはずな人生を垣間見て楽しめるでしょう。

公式サイト
櫻の園 -さくらのその-@映画生活

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転々
2008.01.04 Friday 01:44
実は三木聡監督の最近のテレビドラマとか映画はそれなりに話題になっていたのに観る機会を逃していた。で、この「転々」はとても良かった。
東京を歩いていく話。借金が返せなくなった大学生(演ずるはオダギリジョー)と借金取立て人(演ずるは三浦友和)がなぜ散歩する嵌めにということはまあ書きませんが・・・。
最近の彼の作品をちゃんと観てると言えないんですが、この映画のオダギリジョーは最高に個人的には好きな感じの演技です。なんとなく途方に暮れつつまいっかないい加減な感じが実にいい。ほんでもって三浦友和。演技の幅が広がってるのは分かっていても良きパパ役というイメージがある彼がこのヘンテコな役。たまらんっす。
色んなエピソードが面白く、これも人によって違うでしょうけれど、街の時計屋さんがカンフー化するのが良かったです。てゆうのは街の時計屋さんというネタ自体がいい目の付け所じゃん的に。
この東京の景色は、ぴんと来ないヒト、当たり前過ぎてなんジャラほいな方も多いと思うけれど、東京に住んでいて地方に今暮らしてる人間にとっては、当たり前に目にしてきた新宿のそれこそ当たり前なガード下とかそんなのが、「有る所」感に満ち満ちていていいです。

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転々@映画生活


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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
2007.04.15 Sunday 19:10
ベストセラーの原作小説もテレビドラマも見ていないけれど、なかなか良かったと思う。
やはり、オカン役に尽きると思う。
それほど樹木希林さんは良かったと思う。
また若き日のオカン役が樹木希林さんの実娘の内田也哉子さんなんですね。実際昔の人でおかしくない違和感がない感じがしました。その点で、最近話題になった「ちょっと過去」を題材の幾つかの話題作の主演クラスの女優さんに優っていたと思います。

オダギリジョーさんはダメじゃんのヒトというより何かカッコよすぎて、その前の子ども時代の役者さんとのギャップがあり過ぎだったかも(気にし過ぎか)。でも意外に、「クサイ」芝居もいけてるので(この場合誉め言葉)、こういうのもできるんだ、と。
まっつん(たか子嬢)は、麗しすぎて、ヱヱーと思ったけど、オカンが悶絶してるとことかが可哀相過ぎるので、画的に華を持たせるのは、バランス的にそれはそれでいいのかも。

細かいキャストが凝っていて面白いですね。あんな主演クラスさんがほいほいちょい役で出ていたり、小劇団系の役者さんがいっぱい出てたりと。

公式サイト
公式サイトが見るのに重すぎますね。アクセスが多いからでしょうか?

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