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北京ロック DVD
2008.09.20 Saturday 23:22
日本で劇場未公開だが、これは傑作。
香港のメイベル・チャンというと「宋家の三姉妹」という歴史に翻弄された姉妹の物語での極めて素晴らしい作品を送り出した監督だが、この作品は香港市場でほとんど(多分)認知されていない大陸のロック(ほぼ北京ロック)を題材にして、受け入れられる設定で作り上げられた青春音楽物語。
特に産業としての音楽と、やりたい音楽を持つミュージシャンのジレンマというテーマは、最近の日本での「デトロイト・メタル・シティ」のスマッシュ・ヒット(こちらは渋谷系オシャレ音楽とデスメタルのコミカルな対比でより細分化市場前提のコミック原作)があるが、北京ロックは、あくまでロックである。ロックというと今や言葉が古びてしまうが、実際に北京(ないし大陸)のロックというのは独特の進化を遂げており(中国ロック小史)、映画中で実際の中国ロックの重要バンドのナンバーが(特におしゃれとかダンス系が無縁のもの)独特の悠長ないし茫洋な感じで響いてきます(これはハマルヒトははまる独特だと思います)し、実は物語の展開に実際の中国ロック史でのある悲劇をだぶらせています。

香港映画という面もあるので、ただ大陸のことを描くのではなく、香港からの或る視点としてスキャンダルから一時避難している香港のミュージシャンの設定でダニエル・ウーの目線が出てきて(北京語だけだでなく香港語も出てくるようにしてる部分だけでなく、大陸の貧しくも生きてるぜの奴らとの対比面もあるのだろう)、こ奴が腑抜け状態になってるものだから、大陸側のミュージシャンらが余計に活き活きと見えるというのもうまい設定。
で、加えて見事なのはバンドのリーダーと恋仲で手伝いもしていてお色気ダンサーとしての仕事もしてるという設定のスー・チー(実際は台湾中心の女優さんですが)が、とってもチャーミングな魅力を醸し出している(テレサ・テンの中華圏での有名曲「月亮代表我的心」のロック版歌ってるシーンなどなど)。
大陸のミュージシャンというバンド・メンバー達を演じる俳優が、ちゃんとそれらしく見えるところは決して漫画的では無い訳で、その点も、ちゃんと中国ロックを味わえるようになっていて、青春センチメンタル・ムービーとして成立させてるんだから、カルチャーの勉強になってドラマも楽しめる一石二鳥映画。

Art Port - 北京ロック

最後のクレジットで実際のバンドにも興味を持ったら ・・・ ⇒ 中国揺滾Data Base

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