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スキャナー・ダークリー DVD
2008.01.20 Sunday 20:09
キアヌ・リーヴスやウィノナ・ライダーといった俳優に実際の演技をさせて撮影し、その表情・動作などをなるべく忠実に(効果部分はあるが)そのままソフトを使ってなぞらせてアニメ化した作品。

俳優を目当てで観る作品でないでしょう(DVDにはメイキングや俳優のインタビューもあるが)。また相当に凝ったアニメとは言え、日本のアニメ水準から観たら、それがお目当てで観るとしても期待に背くかもしれない(とは言え試みは面白いが)。

この作品は、カルト的なアメリカの(主としてSF)作家のP.K.ディックの作品が原作。私小説的な部分を反映した小説で、他の多くのディック作品における派手な展開の小説にあって、この作品は地味ながら逆にメッセージが伝わってきやすい彼の作品でも特有の位置の作品。
ドラッグ・ジャンキー仲間内に囮捜査に人間を忍び込ませるが、その囮操作者も蝕まれていくというもの。アニメにしたのはディック作品に漂うチープ感覚ということでは合っているようにも思える。
特にディック作品においては、真実の捏造、監視社会、資本主義的に大企業に操られるのに慣れきる事、などなどを背景に、パラノイアに陥り疑心暗鬼になる小人物を描くのが特徴でもあり、その意味では、ブレードランナートータル・リコールなどに比し、この作品がディック小説そのものに対して真摯に向き合っていて、小説の内容の引用率の高さも含めて世界観を忠実に表すのに苦心した作品であるし、このような作品に前述著名俳優が関わったのは、それだけディックのカリスマ性のみならず、小説の面白さと内容に対する映像化に理解を示したからだろう。

とは言っても、わたしが観てやはり原作小説を読んだ感動に及ばなかったのは、読むと観るの違いかもしれないが、狂気と救いについて、入り込み方が小説を読んだ方が入り込めたからだろうか。小説でぐっときた箇所は真摯さが活かし切れていないように思えてしまったのが個人的には、もうちょっとでした。
が、寧ろ、細かい場面の凝り方で笑えたりする。
この映画は軽くさらっと観て、ディック世界に興味を持ったら、本の方から入っていけばいいのかもしれない。
映画化はして欲しいと思っていたので実現できたというのは良かったです。

公式サイト

原作の翻訳:サンリオSF文庫(絶版)、創元SF文庫ハヤカワ文庫

P.K.ディック公式サイト

スキャナー・ダークリー@映画生活


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必見の映像美●スキャナー・ダークリー * 2008/01/22 1:07 AM
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スキャナー・ダークリー * 2008/01/27 2:55 AM
満 足 度:★★★★★        (★×10=満点)  監  督:リチャード・リンクレイター キャスト:キアヌ・リーヴス       ロバート・ダウニー・Jr       ウディ・ハレルソン       ウィノナ・ライダー       ロリー・
★試写会中毒★

139.スキャナー・ダークリー * 2008/01/30 2:23 PM
自分的には、待ちに待った、リチャード・リンクレイター監督の最新作でした!今回もやっぱり、人を選ぶ作品で、下手に人にオススメは出来ない世界観。まさに、“イチゲンさん、お断り”の、手加減ナシの、リンクレイター・ワールド。下手に“キアヌ”と、“SF”だけで見
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