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櫻の園-さくらのその-
2008.11.22 Saturday 22:14
中原俊監督が、多くの映画賞を取った自らの映画「櫻の園」をリメイクした作品。
セルフリメイクというと、何故という気にもなるが、よくよく考えれば、この作品の中でも意味を持つ「演劇」の世界では、再演が繰り返され、手を加えたりリニューアルというのも珍しくない。そして、そもそも「古典」になる過程というのはそういった再生産。
中原俊監督のセルフリメイクの意味は、自分の作品を古典だ、と豪語しているわけではないと思うが、それでも繰り返してみても良い素材だと確信して創ったのだと思うし、それは良く現れている。それはこのセルフリメイクが無冠であっても全然問題ないでしょう。
そもそもこの「櫻の園」の元々の(漫画じゃなく大元の戯曲の方)のチェーホフは、人間の行動・活動と時間の関係にこだわった作家。
この映画においての舞台、地方の伝統名門女子高校というのが、伝統ということで時間的であって、そこにちょっと異端の転校生が来て小波来たりても、お互いにそれこそ「価値」があるものだから、ただつっぱってるのじゃなく、関係性のせめぎ合いが、学校にも同級生や後輩にも教師にも与えていくと同時に自分も(気がつかないうちに)変わっていく。そんな時間性。そして大袈裟には決して描いていないさりげないリリシズム。そして新しい芽吹きの時間性の象徴たる櫻の花びらであり、女子高生達の若やいだ生命感。

そして、セルフリメイクを作った事によって「櫻の園」の中に携帯写真を撮ったりブログを書いている女子高生がスクリーンに現れたことによる、最初の作品やその原作漫画からの18年ないし20年以上の時間を経る事の時間性、それでいて変わらない部分の普遍性。時間の感覚で見ることが出来るかできないかで、この作品を見る目が変わると思う。この作品の場合、前作より優れていないともし感じたとしても、少なくとも個人的には許せた。傑作に仕上がったとはいえないが、でもなかったよりあった方が良いと言えるから。

そもそも100年以上前のチェーホフに魅了される劇作家が現在の日本に居続け多分将来又現れるだろうという時間性〜繰り返し性ってなんだ(例えばオダギリジョー主演「時効警察」で俳優として人気が出た岩松了氏の作品など(例「夏ホテル」)。(追記:分かりにくい例えなので、ちょっとリンクで補足します・・・富田昭次のコンシェルジュコラム:『夏ホテル』とチェーホフ

と、そんな屁理屈をこねずに、お嬢様女子学園の生徒たちの、今そこにあったと彼女らが後で気がつくはずな人生を垣間見て楽しめるでしょう。

公式サイト
櫻の園 -さくらのその-@映画生活

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真木栗ノ穴
2008.11.16 Sunday 23:35
純情きらり」の例を出すまでもなく、高い知名度がある俳優の中でも西島秀俊さんは、大作感のない映画にこそ寧ろ、その映画の魅力をアップさせてしまうじゃないのと思ってる方にとってこの映画は外せないかもしれない。ここでも例外ではないというより、かなりアクロバティック?な演技もやっている。部屋の電気(灯り)を消してばばっと動くだけで笑いを取る演出にのっかってしまうのは逆に貴重じゃないかとさえ。
他のキャストの選び方もうまいですね。だから飽きない。穴を覗くという変態モノかと思わせつつ、叙情的なホラーに遷移していくので、どぎつ過ぎるホラーじゃなく、ちょっとは笑う場面も見たくて、でも叙情御伽噺を見たいという場合には(なんじゃそりゃ)、突っ込みたくなっても許せてしまうこの作品はお薦めです。

公式サイト

女優・木下あゆ美がアスキーに来訪!映画「真木栗ノ穴」について語る!

真木栗ノ穴@映画生活


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アルゼンチンババア DVD
2008.11.09 Sunday 21:17
一見変な映画でいて、綺麗事に見えてしまうという、わたしには一番合い難いタイプの映画でした。良く分かる良く分からないというより、変な設定の割りに説明的な感じで、映画の本質的な見せ方というところが既に砕けていて。

特に、掘北真希さんに関しては、もっと演技指導をしてあげないと勿体ないと思いました。演技力で魅せる女優になり切れていないとしても、この映画(最初から最後まで性格が良く伝わらない娘のようで)で見てしまうと、「東京少年」での存在感が嘘のようで。これは彼女というより作る方のあり方が弱いんじゃないかな。

また、後半に形で踊るんじゃなくココロで踊る、という台詞もあったけれど、本当にタンゴを愛して踊っているようにさえ見えない踊り。。。それが冒頭近辺にそんな踊りのシーンがあって、ああ、こりゃ外したのかな?という疑念を持って見ていたら ,そのまま解消されずに終わってしまった。
そこを観てしまうだけでも、「Interview」のシム・ウナや「ダンサーの純情」のムン・グニョンで口直ししたくなってしまうような、虚しさが残りました。

肝心の、現実から逃げている父もアルゼンチンババアと呼ばれている女も説得力を示して見えてこない。例えば蜂蜜を採るというところだって、あれじゃいかんだろうし。

日本を代表するような俳優を使っているわけだから、もう少し作り手に気概というかパンク精神が必要だったのでは・・・?

公式サイト

アルゼンチンババア@映画生活


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ICHI
2008.11.03 Monday 17:52
観る予定でなかったが都合で行ったらそれなりに良かった。
昔の座頭市とかを知っていようと知らなくても観られるし分かりやすい。
弱い(?)侍に困った時の大沢たかお、悪役キャラも板についている中村獅童と無難な配役。
結局、綾瀬はるかにつきる。感情を押し殺したというより必要以上に関わらない無表情がさまになっていた。アイドルだから一見汚い格好をしていても、顔は綺麗に映ってるんだけれど、だからこそ、ちゃんと無表情が出来ている(見られる無表情というのは簡単なようで難しい)。無表情でいて小憎らしくないというのでは、綾瀬はるかはぴったりだし、また強い剣の使いというのが違和感なく見えたというのがよろしい。活躍してる割りに、個人的に邦画のメジャー配給は余り見てないわたしであるが、作品によってはアイドルという事を前提にしてもっと観にいっていても良かったのかもと少し見直した。アイドル映画としては合格。ただしアイドル映画じゃないと思って感想を書くべきではないだろうこれは。そう思わずに観る方が変でしょう。

「ICHI」公式サイト

ICHI@映画生活


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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ DVD
2008.09.20 Saturday 15:22
この映画は実現力の上位・下位についての罠を描いているが、ネガティブに突き進んでいくところは、「四丁目の夕日」には遥かに及ばないとして、それを受け入れられるか否かで鑑賞者がただ嫌悪するか、というところだが、その点は面白いと思える。
サトエリが、女優目指しているも成功していない、という設定の人物であるから、それこそ演技をし過ぎでない印象を持たせつつひっぱらせる部分において、ファッションで楽しませる風の演出は馴染めたものの、虐めの演技くらいにお色気シーンにてもう一歩の体当たりがより見られたらば。
方言云々の会話が出ていて、ヒソヒソ話の方言がそれらしいのに対し、メインキャスト(地元に生きる人間の配役に限る)が徹底されていないのは作りこみ方は安っぽくなってしまって残念。
佐津川愛美さん演じる弱そうで怪しい妹(ナイス!!), 永作博美演じる不幸を不幸としない嫁はうまくいっているが、永瀬正敏演じる夫が家族に対してダメなところがどうも説得力のないところも微妙。
場面の魅せ方が面白い!!と思えるところと、あれ?この間は?・・・という巧拙のムラがあったのが勿体なくも歯がゆい。
ホラーコミックなど限られた市場のカルチャーを担うことなど、人生の進路と才能についても問いかけているという意味では、進路指導的な映画ともいえる(大嘘)。家族を描くといいつつ、崩壊的な家族の変化というのは、「家族の誕生」とは通じるかな(ないない)。

公式サイト
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ@映画生活


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ドモ又の死 (舞台挨拶)
2008.08.31 Sunday 22:10
ドラック中毒者が主たる登場人物というと、「スキャナー・ダークリー」という映画を年初にDVDで見た。そちらではあくまで薬物中毒と禁断症状や死に至る病という感じ(だけではないのだが・・・)だったが、本作では現代風に薬物と直接関係ない(というか相乗的には行為としてありなんだろうが)リストカットやボディピアッシングなどと、どうも映像を意識して焦点がぼやけているイメージが若干あった。その分、気持ち悪さはよく出ていた。パンク的な映画ではあって、過激な劇団というイメージの(見たいけれどまだ自分見れてない)毛皮族を主宰する江本純子さんの演技はなかなかにゲロく素晴らしい。三輪明日美ちゃん@ラブ&ポップは役柄設定上ヒロインなのでとてもジャンキーぽくなく可愛すぎるぞ、をい。お子さんも二人目無事出産されたので是非こっちにも挨拶に来て欲しかった。藤谷文子さん@式日さんは役柄上、男言葉で話すという変な部分はあっても式日の方が違う世界に行ってしまっていて、この映画ではより理性的に見え、あとで役柄の意味をパンフで見て納得しましたが。
これは原作との対比を理解していないと幾分苦しい映画だった。特に苦しいのが九頭竜という人物。大塚寧々さんはこの手の人物は結構ぴったり来ていたのであるが、やはりドラッグ中毒者の更生施設のスポンサーというからには、片腕となる下僕的存在か、ないし逆に暗にまだ裏に黒幕がいるくらいでないと、子供との関係だけでは説得力がないようにも思えた。そしていくら劇を練習しその練習が日常生活に及んでいるといっても、余りに棒読み台詞みたいなのが続く箇所では見る作品としてはきついものがあるのかな・・・。劇の発表会の観客についても今ひとつ?だった。もちょっと動的なところを増やしても成り立ったんじゃないかと思いつつ、そう、ドラッグ中毒者の更生施設のスポンサーというのはそれこそ、スキャナー・ダークリーにも出てきた設定で、その原作者P.K.ディックの影響を受けた劇をブリキの自発団でやってたじゃありませんか?片桐はいりさん!! 刺激のある作品ではありました。

有島武郎の1922年作の同名戯曲の翻案作品。



奥秀太郎監督・・・リベンジを誓っていました!!



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崖の上のポニョ
2008.07.21 Monday 22:36
親子を対象にした映画に細かい事を言うのは野暮なのかもしれないが、金魚=淡水魚、バケツに入れた水道水??? 海にいるのに・・・??? 子供向けアニメだとしたって・・・??? ポニョと勝手に(?)友達につけられた名前を、何故か、何の断りもなく親がそう呼ぶようになっていたりと、遺伝子操作かクローンかと、エヴァのユイみたいなのが出てきたりイメージ面も含め、エコロジーというか自然と愛というかそいうことなんだろうけれど、宮崎駿映画らしい映画ではあったけれど、意外に(普通のヒトは気にしないだろうし、ネライかもしれないが、それでも)雑に思えて、本当に意外だったかも。

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崖の上のポニョ@映画生活


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memo 上映&舞台挨拶
2008.05.25 Sunday 21:14
佐藤二朗さんの初映画監督作品の「memo」をしばらく前に観ました。
その際、上映前の挨拶と上映後にティイーチインがありました。


ココロ系の映画です。ココロ系であって病気と向き合っている場合で、鬱の場合行動が抑制傾向なので、映画の場合も暗くなりがちである。また薬物治療を受けている場合、医学的なことで曖昧になりがちなケースもありがち。この二点はこの映画ではさほど気にしなくて良いお話です。

この映画では強迫性障害が扱われている。で視覚的には分かりやすい。手を何度も洗わないと気になるおじさんとして佐藤二朗さんが出演していて、主人公の女子高生、繭子は発作的に書き留めないといられない障害。彼女は治療は女医さんのカウンセラーは受けていて(薬物なし∴軽症)、家族は理解してるが、父は妻の昼寝中に如何にエロビデオを観るかに熱中するなど、彼女のことで家が暗くなったりはしていない。
この「書き留めないといられない」ことが執拗に描かれている。歩いている途中、電車通学の途中、テストの最中(ここは緊迫!)、体育の授業中・・・・紙は持っていればいいけれど無ければそこらにあるものを代用し、筆記具が無ければ、爪で傷つける。よって書けなくなったシャープペンを焦ってカチカチやるところなど執拗に描いている。
この映画で、まず理解すべきは、そんな変な事をして・・・? というより、その状態のときの彼女が大声を上げて泣き叫んではいないが、周囲に理解されない事をやっているその最中は不安に襲われてココロが不安定になってしまっている、そしてそれは、<ただの(と敢えて書く)>病気ということ。

この映画で個人的に不信に思ったのは、彼女と別に、クラスに、売春疑惑でクラスでいじめに遭っている別のコがいてラスト付近でちょっとした絡みが出てくるところ。ここの解釈は、というより、寧ろ後になって思った(不信が消えた)のは、売春疑惑でイジメられているコが同じクラスにいるお陰(?)で、それに比べて、繭子は目立ったいじめは受けておらず、そのせいもあって、病気ネタ悲惨もいい加減にしろよなお話にせず、寧ろありえないくらいなオバカ(?)教師とかコメディタッチを多用していて全体に寧ろ笑いを盛り込んでいるところだ。

手洗いおじさんと繭子は絡んでくるのだが、その「遊んでいるところ」が、とってもすばらしく愛らしい。

繭子を演じた韓英恵さんは、「誰も知らない」や「疾走」など非常に存在感のある女優さん。彼女は、決して「器用」なタイプの女優ではないと思う。そんな不器用さが寧ろここでは活かされ、キャスティングとして成功していると思う。

こう書いたが、一般的に考えてマイナス部分の描写があるので困難かもしれないが、それでも若者が来難いミニシアターのレイトショー(失礼)では勿体ない。
一般公開後すぐにビデオ化せず、ここはぜひとも監督舞台挨拶とQ&A付きで、全国の中学高校の体育館での上映会ツアー長期ロードに出て欲しい。この映画にはそれだけの価値がある。
ガソリン税を文部科学省の予算に繰り入れてでも(大嘘)。

映画館の外で終了後、監督サイン会があり、パンフレットにしてもらいました。

字が歪んでいますが、これは外の雨がすごく、慌ててバッグに入れたら、表紙がツルツルしていてマジックのインクがよく定着せずに擦れたようです。
しかし、すぐ後で消しても良いけれど書かずにはいられない、という映画で描かれていた事が乗り移ったかのようで、むしろ、それでいいと思えてきます。

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相棒 -劇場版-
2008.05.06 Tuesday 16:11
断っておくと、TVドラマでも観ていなくて期待して観た訳ではない。
一番困ったのは、画面が暗いトーンが多く、しかも観た上映館が天井ライトを残している問題のあるところ(名古屋ピカデリー)だったので表情はおろか何も分からないに近い箇所が多々あり、明確に金を取って見せるのに問題ありと思った。
実験映画かと思ったくらい。
作品もストーリー展開も含め疑問点も多い、並の作品。人間が描けていないのは邦画娯楽系映画だから仕方ないし。

ただ価値なしかというと、テレビ朝日制作だからかと思えてしまって浅く見えてしまう前提付きではあっても、そして完全にデフォルメされてしまっているとはいえ、小泉冷酷政権と小泉冷酷政権に踊った日本冷酷マスコミとそれに乗っかった冷酷国民の一部皆様を皮肉っていると思わせられるのには、いまだに復帰して欲しい人気があるらしいという白けた日本の世論動向のこの時代にあって、苦笑しつつもそれなりに拍手を送りたい。ただ、こういう程度にしか描けないというのには逆にある意味で情けない気もしますが。

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人のセックスを笑うな
2008.03.02 Sunday 23:21
美大の教室感とか、埼玉の北関東的な風景とかがしっくりきまっている。
ここで描かれる男女関係のはっきりしなさ、とかそういうのは
一部不自然な演技・演出もあった気がしないでもないが、概ねいいんじゃないという気がした。
なんだろうね。無駄っぽいような描写を敢えて残してもいいから、
全体の時間は短くして、だらっとした感覚を全体時間のせいじゃないように思わせてくれたら逆によかったと思う。
この作品は長すぎて逆にそこが勿体ない。
「クリアネス」にしてもそうなんだろうけれど、若者の未成熟的なところをこんな風に今描いても、テーマとして、実は目新しくもなんともないし、「人のセックスを笑うな」には、ちょっとオトナの女側の、オトナたる計算かつ打算も含んだ曖昧を赦す関係性とかが含まれるにせよ、うーん。うーん。うーーんーーー、んんん。。。
この映画に耐えられて、実は「セックスを笑うな」の語にも惹かれてこの映画を観ていたなら、「女教授」とか「女は男の未来だ」の方がさらにゲンナリするかもなので(これはケナしてるわけじゃないです)、一応書いておきます。

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