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2014.01.03 Friday

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戦火のナージャ
2011.05.29 Sunday 14:51
サクサクと見て楽しむような映画とは違い、ジリジリ或いはしつこいくらいな映像であったりもし、残酷な部分もあったりしていながら、ユーモアが同居していて、迫力ある感動巨編というより、迫力も感動もあっても、一番感じられるのは個性。メッセージがどうこうというと適切には思えない気がする、この映画の場合。というより知識が少ないと意味は掴めないんだけれど、それがどうしたという気もするし、ちゃんと掴んで見たい気もする。前作を含めて知ってみたほうが良いのは確かだが、それを気にして見ないよりは、割り切ってみたので、分からなくてもそれは気にしないことにしたし、それでさえもズンと来るものはある。

そんなこんなでドメスティックな味わいと、国際的に通用する作品というのが同居する。個人的には全体の流れが記憶に残るというより、シーン、シーンが活きている事のほうが大きい戦争映画。

ニキータ・ミハルコフ監督が日本向けに発しているメッセージの通り、悲劇が描かれているけれど、強く生きることについても、考える、じゃなく感じ伝わる。それは言える。

公式サイト






戦火のナージャ@ぴあ映画生活

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「倫敦から来た男」 「ヴェルクマイスター・ハーモニー」
2010.04.11 Sunday 23:58
ハンガリーのタル・ベーラ監督の作品を2本観ました。

「倫敦から来た男」は、「メグレ警視」シリーズで著名な
ジョルジュ・シムノン作のミステリーが原作。
モノクロで陰影を巧みに使う映像が素晴らしかったが、地味に進む箇所と途中で出てくる連打音の箇所もあり、疲れもあって少しうとうとして物語の大事なところを一部見落としていたが、チラシである程度ストーリー読んでいたのでついていった。鉄道員マロワンが娘の仕事をやめさせようとして妻と口論になったり、勤め先の女雇い主と口論になったりとか変な箇所が印象に残ってしまった(汗;;)。

公式サイト

「ヴェルクマイスター・ハーモニー」は掛け値無しに凄い作品。無垢を象徴するような天文に興味のある青年(ラルス・ルドルフ[Lars Rudolph]演)。民衆の経済不況?からか不穏な空気。クジラを見世物の移動サーカス車と取り巻く群衆がさらに異様な空気。クジラに感嘆の無垢。無垢が目撃する暴徒。暴徒は強者でなく象徴になれば弱者も狙った怖さ。軍さえ出てくるも理由も何も分からない怖さ。
時代背景不詳の空想的世界ながら近過去のようでもある不思議空間と、これまたモノクロが繰り出す映像美。異様な空気感。得体の知れない作品を見る愉しみ。

公式サイト



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「4ヶ月、3週と2日」 DVD
2009.01.17 Saturday 20:52
「3、1、2とノックせよ」という小説があるが、全く関係ないです。





★以下、ネタバレあります。


メインとなる事は妊娠中絶です。このこと自体が映画自体では序盤には伏せている進め方なので、こう触れた文章でもってしてネタバレです。

予期せぬというか望んでいない妊娠というのは妊娠するのが女性でも、大体が責任は男性にある。ここでは妊娠させた男性は一切出てこないが、代わりに、妊娠した女性の友達(同性のルームメイト)の彼がイライラをぶつけられたり、堕胎させる医者(男性)の徐々に豹変して振舞う傍若無人によってオトコはこの映画では、孕ませた男に代わって非難(?)の対象になっているようでもある。
よく青春ものドラマなんかで妊娠してしまった高校生などを助けるために同級生がお金を集めたり、中絶の医者に行くのに付き添ったりが、その同級生優しいよねってくらいに描いてドラマを盛り上げたりということがある。
この映画はテイストが全く違う。まず妊娠した女性の言動が幼稚過ぎに描かれる一方、彼女を助けるヒロインはある意味その友達より酷い目に遭っている。この友達って温かいよねを超越している。体・・・、処理(この言葉は適切でないでしょうが)。。。
妊娠中絶したことがある方には見るのは薦められないが、身の回りに望まない妊娠をしてしまう友達がいた場合は、・・・・予め見るようにとは言えないなあ。
色んな意味でむかつく(映画にじゃなく登場人物に)部分があるが、リアルに感じる部分の一つに、途中の「間」のシーンで、盛り上っていて間に入れないのは(ここでは入る気もないという部分もあるのでしょうが)、あ、分かるなあ、と、逆に納得できる場面である、普通の楽しい話だったら有り得ない箇所で、こんな効果(時代背景関係ない共感というか)を持っていて面白い。

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「太陽」 ロシアの監督が描いた昭和天皇(フィクション)
2006.08.16 Wednesday 18:21
ロシアのアレクサンダー・ソクーロフ監督が、第二次世界大戦終戦時の昭和天皇(当時、国家神道により現人神とされていた)を人間というより、生身の人間のある個人として描いたフィクション
このフィクションという部分は重要で、かなりの部分を史実から取っているとしても、知られざる昭和天皇のお姿を赤裸々に描写した映画ではないというのは重要である。
実際、映画終了後感想を言い合って帰っていった客の中には、ノンフィクションと思っている方もいらっしゃったようで、多分。

だから、この映画において、天皇の戦争責任の議論を放棄している、とか、「排日移民法」(と一般的に呼ばれるもの)のみに戦争へ駆り立てた原因を矮小化している(と捕らえられる誤解が生じやすい)独白は如何なものか、とか、戦争映画として映像美があるのはどうだ、とか言う議論は出よう。

そして細部描写を追う手法で、ダイナミックな話法を好む観客には眠りさえ誘うかもしれない。

イッセー尾形の昭和天皇の仕草の模写振りの徹底さと、侍従を務める佐野史郎との、大げさではないが笑えるやりとりは、演劇的面白さを含む。イッセー尾形は凄すぎます、実際。

折りしも靖国問題など、戦争に関わる話題の世論でも、日本の右傾化がくっきりしてきた今日この頃、この映画が右翼の標的にならないよう祈りたい。

個人的にはパンフレットは立派に作ってあるが、田原総一郎のインタビューがあるのは、(実はその内容自体は、どうという事もなく、むしろ適切と思える文であるとさえ思えても)・・・パンフレットの俳優のクレジットが微妙に少ない(研究所で筆記していた女性は誰なのよ?)のも含め、しっくりこない。

公式サイト

太陽@映画生活

天皇の映画を観たからには、靖国に絡んだ映画として、「出草之歌」にも注目したい。
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